【2020年版】メーカー別カメラレンズの特徴とおすすめ5選〜タムロンのカメラレンズ

レンズ

タムロンは日本の有力レンズサプライヤーです。
カメラの交換用レンズをカメラメーカー各社のマウントに合わせて製造し、ユーザーに販売しています。
自らはカメラの本体(ボディ)製造を行わず一貫して品質の高いレンズを製造しているのが特徴です。

そんなタムロンのレンズの特徴やおすすめレンズを紹介します。

タムロンのレンズの特徴

社名のタムロンは同社におけるレンズ技術を確立した当時の光学技術の第一人者、田村右兵衛氏の名前から取りました。

ひたむきにレンズの技術を研鑽し、カメラメーカーの純正カメラレンズのOEM生産を請け負い、タムロンがカメラメーカーのレンズを生産することもあります。

そんなタムロンのレンズの特徴は、主要メーカーの各マウントに対応していること、そして4つのタイプのレンズを展開していることです。

主要メーカーの各マウントに対応

タムロンは自らカメラボディを製造していないため、特に決まったマウント規格(レンズとカメラ本体を接続する規格)を持っていません。
そのため、主要メーカーのマウントに合ったレンズを販売しています。

純正レンズ以外の選択肢として貴重な存在と言えます。

選べる4タイプのレンズ

タムロンが発売しているレンズのモデルはDiシリーズDi IIシリーズDi IIIシリーズ、そしてSPレンズの4つです。

フルサイズ(フィルム一眼と同じ画角を持つもの)のカメラに対応したのがDiシリーズです。
これは各社の上級モデルと相性の良いレンズと言えます。

Di IIシリーズはエントリーモデルに用いられることが多いAPS-Cセンサーの専用として販売されているラインです。
コンパクトな設計がなされているため、持ち運びに便利な特徴を持っています。

Di IIIシリーズは、近年主流になっているミラーレス一眼カメラ向けに設計されているのが特徴です。
タムロンの新機軸を打ち出したレンズを発表するなど注目のタイプでもあります。

最後がSPレンズ(Superior Performanceレンズ)です。
これは文字通りタムロンのフラッグシップラインであり、同社の高性能レンズを展開しているシリーズになります。
通常搭載されることのない単焦点への手振れ補正機能を導入するなど意欲的なレンズを出しているシリーズでもあります。

タムロンのおすすめレンズ5選

このような魅力を持つ、タムロンのレンズを5つ紹介しましょう。

SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)

タムロンが一躍日本の有力レンズメーカーとして知られるようになった「タムキュー」の流れを汲むレンズです。

90mmのマクロレンズとしてスナップ写真(日常の光景を撮影する瀉心)やポートレート(人物写真)までをカバーします。

プロは純正のレンズというイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、このレンズを使うプロは意外と多くおり、タムロンの看板レンズの一つに数えられます。

SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A025)

望遠レンズとして高い明るさ(F値が低い)を持つレンズです。
このジャンル「焦点距離70-200mm・F値2.8」は、純正やライバルのシグマも投入する激戦区、つまり人気のスペックになります。
そんな規格にタムロンは、価格耐久性、そして高い解像度を持って勝負に挑んでいるのです。

純正よりも安い価格でありながら防塵防滴構造を備え、野外の動き物を撮影するシーンが多いレンズのジャンルであることから防汚コーティーングも施しています。

加えて高い解像度を迅速に進めるリング型モーター高性能マイクロコンピューターによって素早くフォーカスが合わせられるレンズです。

SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032)

タムロンの標準レンズであり、なおかつSPシリーズです。
この焦点距離のクラスには珍しく手振れ補正を備えており、とっさのスナップ写真にも対応できます。

こういった特徴を持ちつつも逆光に強い特性背景のボケ味に定評を持ったレンズです。

タムロンのラインとしては、やや高めのレンズという弱点はあるものの、それに見合ったパフォーマンスを発揮してくれます。

18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028)

これまでSPシリーズを紹介してきましたが、こちらはビギナーやエントリーモデルのユーザーが望遠撮影に挑戦したい場合におすすめのレンズです。

APS-Cセンサーと非常に相性がよく、35㎜のフルサイズ換算で広角域の約27mmから、超望遠域の約600mmまでをカバーする能力を持っています。

日中の屋外競技や天候の良い状況での鳥類撮影に大変な威力を発揮するレンズです。
手振れ補正もついているので望遠時に起こりがちな手振れをきちんとフォローアップしてくれます。

SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041)

人間の眼の画角は50mm相当と言われます。
その人の目の画角を超えるレンズが超広角(24mm以下)というジャンルにくくられます。

そんなジャンルでタムロンが投入した最新のモデルがこのレンズです。

全域でF2.8という明るさを持ちながら15mmから30mmをカバーするズームレンズに仕上げられています。
若干重さがあるものの、それに見合った性能を発揮してくれるレンズです。
接近してもきちんと撮影できるので広がりのある写真が撮影できます。

まとめ

タムロンのレンズは、様々なカメラメーカーに対応したレンズを多数発売しているだけでなく、品質の割にリーズナブルな、いわゆる高コストパフォーマンスの製品を展開しています。

そんなタムロンのオススメレンズとしてSPシリーズを中心に紹介しました。
それ以外のモデルも魅力的な製品が多いため、今回紹介したモデルを軸に自分なりに気に入ったレンズを探してみてはいかがでしょうか。

製品のラインナップが豊富なタムロンで、ぴったりのレンズを見つけてみてください。

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