世界的な一眼レフカメラのメーカーとして知られているCanon。
Canonは様々なカメラを開発し、ビギナーからプロまで対応する幅広いモデル展開を行っています。
今回は、このCanonのカメラのおすすめ機種を、初心者向け、中級者向け、上級者向けとして1モデルずつ紹介します。
今回は各レベルで代表的ともいえるモデルをピックアップしているのでぜひチェックしてみてくださいね。
<初心者向け>EOS M6 Mark II
最初に紹介するのは、EOS M6 Mark IIです。
このカメラは、ミラーレス一眼カメラと呼ばれるジャンルで、一般的にイメージするような一眼レフとは形状が異なります。
特徴は小型であること、扱いやすいこと、EF-Mマウントを採用していることです。
これら3つの点が初心者におすすめしたいポイントと言えます。
<サイズ>
サイズは非常に小型で、コンパクトデジタルカメラに迫る大きさとなっています。
そのため、レンズを外せばポケットにも入ってしまいそうなくらいのサイズで、持ち運びが容易というのも強みです。
重量も約408gとなっており、500mlのペットボトル飲料よりも軽いのも注目です。
そのため撮影メインの行動でなくとも気軽に持ち運びできるところもポイントとなっています。
<扱いやすさ>
直感操作という表現がぴったりくる操作性は、ボタン配置などが分かりやすく、しかも操作しやすい位置に配置されています。
2つの電子ダイヤルとダイヤルファンクションボタン、そしてコントローラーホイールを使えば、基本的な操作は全て可能です。
それでいて一眼レフカメラと同様の設定ができるので、将来的なステップアップもスムーズに移行できるでしょう。
<EF-Mマウント>
現在Canonでは、新開発のRFマウントを積極的に対応させています。
これはカメラレンズの規格であり、古い規格のEF-Mマウントよりも性能を高めた規格です。
ただし、発売してからあまり時間が経過していないためカメラレンズがやや高めになっています。
せっかくカメラに興味を持ったのにレンズが高額だと諦めてしまう方も少なくありません。
そのため、このモデルで比較的安価に手に入るEF-Mマウントが使えるのも魅力です。
新しい規格に切り替えているユーザーも多く、中古の安価な美品が手に入るのは初心者には大きなメリットでしょう。
おすすめシーン
おすすめのシーンは、風景や野外のアマチュアスポーツです。
少しでも荷物を減らしたい登山中に撮影をする場合や、運動会など近い距離で撮影することができる場合に使い勝手が良いといえます。
とにかく一眼レフに迫る性能を気軽に利用できるので、それを生かしたこれらのシーンでオススメと言えます。
つけると便利なオプション
つけると便利なオプションは、電子ビューファインダー EVF-DC2です。
これは文字通りEOS M6 Mark IIに一眼レフカメラのようなファインダーで、一眼レフのような撮影スタイルが可能になります。
携帯性が若干失われますが、一眼レフのようなスタイルで撮影したい場合に便利で、撮影の幅が広がるオプションです。
<中級者向け>EOS R
EOS Rは、フルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラです。
現在Canonが力を入れている規格であるEOS Rシステムを採用したモデルと言えます。
ミラーレス一眼というと、中級者の方には一眼レフでない事に抵抗を覚える方も確かに少なくありません。
しかし、今後主流になる規格ですから、将来性を考えた場合このモデルはおすすめです。
また、ミラーレス一眼でありながら、一眼レフと同じフルサイズセンサーを搭載しています。
そのため一眼レフと同じ画角で撮影できるという点は魅力です。
レンズ規格も変わるのでレンズ資産が失われると危惧している方も多いと思われますが、これもアダプターで解決できます。
さらに新世代を思わせる様々な工夫があり、その特徴の一つがマルチファンクションバーです。
これは指を使ってタップやスライドできる操作ボタンで、迅速なカメラ設定の変更を可能とします。
このボタンによって速やかに最適な撮影設定を行うことができ、設定変更で使いたい機能を割り当てられるためカスタムも容易になるため、初心者からのステップアップにもぴったりです。
おすすめシーン
おすすめシーンは、スマートフォンが苦手とする写真全般です。
特に夜景は一眼レフに匹敵する性能を発揮してくれますから、はっとするような美しい夜景を切り取ってくれるのではないでしょうか。
もちろん屋外スポーツやレンズを明るいものにすればバスケットボールなどの屋内スポーツでも素晴らしい瞬間を切り取ってくれます。
つけると便利なオプション
便利なオプションは、ワイヤレスリモートコントローラーBR-E1です。
これはワイヤレスコントローラーで、撮影などができる便利なオプションと言えます。
夜景撮影は、シャッターを切る際本体に触れるとわずかな手振れで若干ぼやけてしまうことも少なくありません。
しかし、これを用いれば手振れの心配なしにきれいな夜景を切り取れます。
<上級者向け>EOS-1D X Mark III
EOS-1D X Mark IIIは、Canonの最上級カメラです。
プロカメラマンの多くが好んで使用しているカメラでもあり、その点でも優れたカメラであることが分かるでしょう。
最高約16コマ/秒の連写性能を皮切りに最大191点のAF測距点、レンズの解像力をさらに引き出す新開発のGDローパスフィルターなど中級者レベルではオーバースペックとも言える性能です。
使いこなすのも技術がいるため、上級者以外におすすめできません。
しかし、その分上級者であればじゅうぶん満足できる、おすすめできるモデルとなっています。
おすすめシーン
このEOS-1D X Mark IIIのおすすめシーンは、鳥類撮影、プロの室内スポーツです。
鳥のように小さく素早い動きをする被写体も容易に撮影できますし、野外に比べると光量が少なく、しかも動きが激しいという厳しい条件が重なるプロの室内スポーツの撮影にも最適と言えます。
つけると便利なオプション
ワイヤレスファイルトランスミッターWFT-E8Bが便利です。
このクラスのユーザーは、撮影しながら迅速な画像転送によって編集を行うことも少なくありません。
そういった使い方に便利なオプションで、5GHz帯での高速通信によって非常に高速な画像転送を実現します。
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