キヤノンのエントリー向け一眼カメラ、それがEOS Kissです。
ユーザー数も多く、入門機として使う方や軽量なボディという強みから携帯性を重視して持っている方もいます。
そんな様々なユーザー層を満足させるレンズとはどのようなものがあるのでしょうか。
今回、その一つの答えとして、コストパフォーマンスの高いEOS Kiss用のレンズを紹介していきましょう。
eos kissにぴったりのレンズとは
そもそもEOS Kissにぴったりのレンズとはなんでしょうか。
敢えて確実なことを言えるとすればマウント(カメラとレンズを接続する規格)がEFマウントであることです。
現在キヤノンでは新規格のEF-Mマウントと従来の規格であるEFマウントが混在しています。
EOS Kissは残念ながら現行(2020年9月現在)モデルはすべて従来規格のEFマウントとなっているのが現状です。
古い規格なのかと落胆される方もいるかもしれません。
しかし、新規格のEF-Mマウントは現在そこまで種類がなく、しかも高額です。
つまり選択肢が少ないと言えます。
そういった意味でむしろEOS KissのEFマウントは選択肢の幅が広く魅力的なレンズが多くあるのです。
さらにキヤノンの純正レンズ以外にも多くのサードパーティーによって手掛けられたレンズが存在します。
以上をふまえておすすめのレンズを紹介していきます。
EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
このモデルは純正レンズの中でも比較的安価(4万円以下)で購入できる超広角レンズです。
このジャンルのレンズは基本的に10万円を超える金額のものも珍しくなく、手の届かないジャンルでもありますが、純正でこの価格帯と言うのはとても貴重と言えます。
スマートフォンやコンパクトデジタルカメラでは撮影できない超広角の世界を楽しめるという意味でおすすめのレンズです。
EOS KissのようなAPS-Cセンサーを搭載したカメラに最適化されたレンズでもあり、EOS Kissとの相性もいいという点でもぴったりのレンズと言えます。
Tamron SP AF60mm F/2 Di II LD [IF] MACRO 1:1 Model G005
マクロレンズと呼ばれるジャンルのコストパフォーマンスが高いレンズです。
マクロレンズとは、小さいものを撮影するのに適したレンズのことを言います。
例えば虫の顔を撮影したり、花の柱頭付近をフォーカスしたりと言った自然物を撮影するのに適しているのが特徴です。
カメラを近づけてもピントが合わないということが少ないレンズになります。
Tamron(タムロン)は、サードパーティーと呼ばれるカメラメーカー以外のレンズメーカーでありながらハイクオリティで安価なレンズを多数制作している企業です。
マクロレンズも高額なレンズの代名詞ですが、こちらのモデルも比較的安価(3万円未満)で購入できます。
SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
一眼カメラで頻繁に使う焦点距離をカバーするレンズです。
スナップ写真や人物写真を撮影するのに適した17~50㎜の焦点距離をカバーしているのが特徴と言えます。
こういったジャンルのレンズは単焦点と言ってその焦点距離に固定されたものがほとんどです。
しかし、こちらはズームレンズになっているので自分の気に入った画角に調整して撮影できるメリットもあります。
これ以外にもF値と呼ばれる明るく撮影できる目安となる数値が2.8と低めになっており(低いほど明るく撮影できる)、この点も注目のレンズです。
サードパーティーのSIGMAが手掛けるだけあり、この分野では3万円を切る安価さで提供されている点も注目と言えます。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
遠くのものを撮影するのに適しているのが望遠レンズです。
その望遠レンズで、純正、しかも性能が高くお値打ちなのがこのモデルになります。
300㎜と言う一眼カメラとしては、かなり望遠が期待できる焦点距離を持ち、ピントの合うスピードも非常に速いのが特徴です。
このクラスは比較的大きなものが多いのですが、コンパクトにまとめられており、レンズの接続部付近に液晶画面が搭載されブレが発生していないかどうかが分かるなど三脚を使って動画撮影やリモート撮影時に便利なのも注目と言えます。
これだけの性能でありながら、純正レンズとしてはかなりリーズナブルなのも嬉しいレンズです。
EF50mm F1.8 STM
「シンデレラレンズ」と言う言葉があります。
これは安いのに非常に美しい写真が撮影できるレンズのことです。
初心者が撮影しても、何気ない被写体がまるでシンデレラが変身したような劇的な変化をして写真に納まることから、そう言われています。
このモデルがまさにシンデレラレンズであり、EOS Kissにぴったりのレンズなのです。
具体的な特徴はF値が非常に低いこと、わずが1.8という数値のため非常に速いシャッタースピードでも、暗い環境でも明るい写真が撮影できます。
シャッタースピードを速めて手ブレを抑えることもできることから初心者ユーザーが多いEOS Kissにも最適です。
そんなレンズがレンズとしては非常に安価な1万円台で購入できるのは、信じられないと感じる方も少なくありません。
まとめ
キヤノンのEOS Kissは対応レンズが非常に多くあります。
そのため、今回紹介した以外にもぴったりなレンズは数多く存在し、それ以外にも使う方によっては好相性なレンズも多いのが特徴です。
こういったレンズを購入した時に注意して頂きたいことを最後にお伝えします。
それはレンズフードをつけること、可能であればレンズ保護フィルターを購入して装着することです。
これらは大事なレンズを保護したり、余計な光が入るのを低減して美しい写真を撮影しやすくしてくれます。
そういった点も頭に入れながらEOS Kissにぴったりのレンズを使ってみましょう。
コメント