ソニーの一眼カメラ「αシリーズ」は、コニカミノルタから引き継がれた歴史あるカメラブランドです。
他社が一眼レフカメラをメインとしているのに対し、αシリーズは「フルサイズミラーレス一眼」を主力としているのが大きな特徴です。
ここではαシリーズのラインナップを徹底比較し、撮りたいシーンによってどの機種がおすすめかご紹介します。
ソニーαシリーズ徹底比較
αシリーズには現行機種だけでも10以上の機種があります。
それぞれのコンセプトや性能を紹介します。
エントリーモデル
αシリーズのエントリーモデルはイメージセンサがAPS-Cで、コンパクトな3機種。
全て400g以下と軽量なので、初心者や荷物が気になる方におすすめです。
エントリーモデルとは言え、APS-Cで電子ビューファインダー搭載と性能は十分です。
α6400
世界最速0.02秒の高速AFが魅力の機種。
動く被写体のピント合わせも楽々です。
3機種中、唯一防塵・防滴が付いていて、よりいろいろなシーンで使える1台です。
α6100
6400と同等の性能ですが、防塵・防滴やゴミ取り機構は付いていません。
その分軽量でお買い得なので初めてのカメラにおすすめです。
α6000
2014年に発売され、今なお現行のロングセラーモデルです。
2430万画素と高画質で、最高11コマ/秒の連写と十分な性能。
超軽量の285gは毎日気軽に持ち運べます。
現在5万円台くらいで手に入るので価格もお得です。
ハイアマチュアモデル
中級者向けにはα7シリーズを中心に10台のラインナップがあります。
α6600
ハイアマチュアモデル唯一のAPS-Cモデルです。
エントリー機との違いは、手振れ補正が強化された点。
ファインダー使用で720枚撮影可能なバッテリーはαシリーズ内でもトップクラスです。
次に、α7は全てフルサイズ機です。
現在ではα7(1世代)からα7Ⅳ(4世代)まで発表されています。
ベースとなるBasicモデルと、高解像に特化したResolutionモデル、高感度に特化したSensitivityモデルがあります。
α7 Basicモデル
現在α7、α7Ⅱ、α7Ⅲの3機種が現行モデルです。
α7シリーズは「フルサイズをすべての人に」とのコンセプトで生まれたフルサイズミラーレスです。
特に初代α7は、フルサイズでありながら約450gと驚異的な小型・軽量モデル。
α7Ⅱでは5軸ボディ内手振れ補正を搭載し、α7Ⅲでは画像処理、AF、画質共に向上し、フルサイズミラーレスと言えばα7という地位を築き上げました。
α7 Resolutionモデル
α7RⅡ、α7RⅢ、α7RⅣの3機種が現行モデルです。
高解像を追求し、4世代では6250万画素という超高画質。
画質に特化しているものの高感度も実現しているのがすごい所です。
3世代からはバッテリーが新しくなり、撮影枚数が倍近く増えました。
α7 Sensitivityモデル
α7S、α7SⅡ、α7SⅢ(10月9日発売予定)の3機種が現行モデルです。
高感度に特化し、ISOは最高409600という超高感度を実現しています。
3世代目は画像処理エンジンが刷新され、従来比最大約8倍の高速処理が可能です。
プロフェッショナルモデル
上級者向けはα9シリーズ。
こちらはα7のR・Sに対しSpeedの「S」を冠した高速性能が売りです。
現行はα9、α9Ⅱの2台。
2420万画素の高画質でありながら、最大ISO204800、AF測距点693点とどんなロケーションにも対応できるプロ仕様です。
もちろんSpeedに関しては最大20コマ/秒の高速連写が可能。
フルサイズミラーレスもここまで来たか、と思えるほどの性能が詰まっています。
一眼レフモデル
αシリーズ唯一の一眼レフモデル「α99Ⅱ」は、コニカミノルタから継承されたAマウントを持つフラッグシップ機種です。
2016年発売でありながら、4240万画素、12コマ/秒の高速連写、4K動画撮影と上級者も十分な性能。
また、Wi-Fi、Bluetooth、チルト式液晶など便利な機能も揃っています。
撮りたいシーンごとのおすすめ機種
日常・旅行には軽量ボディの「α6400」
359gと超軽量ボディに、画質・感度・速度全てにおいて十分すぎるほどの機能です。
何気ない日常や旅先での風景、料理、記念撮影など、毎日持ち歩く相棒として優秀な1台です。
風景や繊細な表現に「α7RⅡ」
広大な大自然や、街並み、夕暮れ、夜景など風景をメインに撮りたいなら、高解像シリーズのα7RⅡをおすすめします。
やはり迫力ある風景を表現力豊かに撮るならフルサイズ機です。
また、2世代目なのでフルサイズ機としてはコスパ抜群です。
音楽会、発表会など屋内には「α7SⅡ」
お子さんの発表会や、結婚式二次会など屋内撮影には高感度シリーズの「α7SⅡ」がおすすめです。
暗い屋内でも抜群の描写力を発揮してくれるでしょう。
また、静かなシーンでの撮影に嬉しい「サイレント撮影」も可能です。
動画も撮るなら軽量・高性能を備えた「α6600」
写真も撮りたいけど、動画も良く撮るという方には「α6600」がおすすめ。
強力な手振れ補正に、シリーズ随一の長持ちバッテリーと動画撮影にぴったりな性能です。
また、撮影可能時間の制限もα6600はありません。
軽量ボディで長時間録画もできるので、Vlog撮影などにも最適です。
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