カメラメーカーのトップ企業として国内外に高いシェアを持っているCanon。
ラインナップも広くビギナーから中級者、ハイアマチュア、そしてプロレベルの方にも十分耐えられるモデルを多数販売しています。
そんな非常に多くあるCanonのカメラモデル。
その中からエントリー、ミドル、そして上級のグレートの特徴と、各グレードのおすすめ機種を紹介いたします。
Canonのグレードごとの特徴を知り、今のあなたにピッタリのグレードを見つけてみてくださいね。
Canonのエントリーグレード
Canonはエントリーグレードも他社の追随を許さない充実ぶりです。
エントリーグレードの特徴
Canonのエントリーグレードの特徴は
- 操作性
- サイズ
- 簡単な転送
という点が挙げられます。
操作性
エントリーグレードの操作性はとにかく簡単にしているのが特徴です。
スマートフォンでスナップ写真を撮影するような感覚に近い簡便さを意識し、スイッチやダイヤルを極力減らしています。
オートモードなども充実している点も注目です。
このモードにすれば、どんなシーンであっても、それに適した条件で撮影をしてくれるため、知識がなくともキレイな写真が撮影可能になります。
サイズ
サイズも次に紹介するミドルグレードや上級グレードに比べてひと回り小さくなっています。
それに比例して重量も軽くなっているものが多く、扱いやすい傾向です。
簡単な転送
転送も簡単で記憶媒体(SDカードなど)を抜き差しせずに内蔵されたWi-FiとBluetooth機能でスマートフォンとのやり取りも容易になっています。
これによって撮影したものをすぐにSNSにアップロードできるのです。
エントリーグレードおすすめ機種
EOS Kiss M
Canonの初心者向けモデルの定番となったライン「EOS Kiss」、その現行の基本モデルがこのEOS Kiss Mです。
通常のレンズ交換式カメラ(ミラーレス一眼や一眼レフ)が450gを超える中、約387gとかなり軽量になっています。
数字的にはわずかな差ですが、ずっと持っていれば、その扱いやすさを実感する数字です。
また、エントリーモデルとしては高速な最大1秒間に9枚(ピントを1枚目固定の場合)可能で、野外のスポーツシーンでも活躍してくれるモデルと言えます。
EOS Kiss X9i
最近のミラーレス一眼とは一線を画す、光学ファインダーの一眼レフカメラです。
実際の景色をのぞきながら撮影できるモデルであり、オールクロス45点AFセンサーによって、オートフォーカス性能はミドルグレード並みの高性能なモデルに仕上がっています。
それでいてボタンやダイヤルが少なく、シンプルな操作性なので扱いやすい特徴があります。
Canonのミドルグレード
Canonはミドルグレードも充実しています。
ミドルグレードの特徴
中級者向けのグレードの特徴は、
- モデル数が充実している
- フルサイズ規格がほとんど
- RFレンズ対応モデルもある
といった点です。
モデル数
Canonは他社がどうしても薄くなりがちな中級者モデルも充実しており、ここでは紹介しきれない位のモデルがあります。
そのため選択肢も広く、予算や用途、好みに合わせて購入できるのが魅力です。
フルサイズ規格
フルサイズ規格がほとんどという点も特徴です。
デジタルの一眼レフカメラは、APS-Cサイズというコンパクトなセンサーを使っている場合があります。
これは元々のフィルムカメラの画角(撮影できる範囲)が狭い分、カメラを小型化したり、安くできるのがメリットです。
そういったセンサーではなくフルサイズ規格のセンサーを使っているので、フィルムカメラと同じ感覚で撮影できます。
また、上位機種との互換性も高いので上級モデルへの移行もしやすくなっているのが特徴です。
RFレンズ対応
新レンズ「RFレンズ」が使用できるモデルもあります。
これはCanonの新しい規格であり、高画質で高速なフォーカスが合わせられるのが特徴です。
ミドルグレードおすすめ機種
EOS RP
ややビギナー寄りの仕様ですが、ミドルグレードとしても使えるモデルです。
フルサイズ規格のセンサー、最新のRFレンズに対応と言った画質の高さも期待できます。
それでいてエントリーグレードにも搭載されているクリエイティブアシスト機能で操作しやすいという特徴も持ちます。
こういった特徴を持ちながら、EOS Kiss並の軽さという点も魅力です。
EOS 5D Mark IV
中級としては、やや敷居が高いモデルと言えます。
その安定性や機能からプロの利用者もあるモデルです。
最近のトレンド、ミラーレスやRFレンズには対応していませんが、撮影時のミラーが動くミラーショックがほとんどなくぶれることが極端に低減されています。
オートフォーカスも61点高密度レティクルAFⅡを搭載し、非常にキレのある写真が撮影できる点も注目です。
もちろんフルサイズ規格であり、トレンドからは若干離れるものの硬派なミドルグレードのおすすめ機種と言えます。
Canonの上級グレード
最後にフラッグシップモデルを含めたCanonの上級グレードの特徴や機種について紹介します。
上級グレードの特徴
Canonのカメラの最高峰であり、性能としては文句なしです。
国内外の数多くのプロやハイアマチュアに支持され、時に厳しい批評を受けて洗練された性能を誇ります。
世界の歴史的な瞬間の証言者となり、時に非日常の風景を切り取ってきた歴史を持つことが最大の特徴です。
ただ、その分操作性は仕事の道具という性格が強く、気軽な操作という点においては他のグレードに劣ります。
上級グレードおすすめ機種
EOS-1D X Mark III
世界的なカメラ品評会「EISAアワード 2020-2021」でPROFESSIONAL CAMERA部門での受賞を皮切りにTIPAアワード2020、カメラグランプリ2020など数多くの受賞歴を持つ、Canonの最高峰カメラです。
大きなボディや多数のボタン、ダイヤル、航空機のコックピットのような複雑さですが、それによって撮影者その人を表現できます。
最大16コマ/秒の連写や5軸補正に対応した動画電子ISという手ブレ補正など様々な性能を盛り込んでいます。
重量もEOS Kissの4倍近い1440gですが、それに見合う性能を与えてくれます。
ただ、おすすめとは言ったものの中級者からの移行期で利用する場合はあまりに操作性が高度であるため、そういった方には新規格のRFレンズに対応したEOS R5がおすすめです。
まとめ
Canonの今回紹介したモデルはごく一部です。
エントリ、ミドル、上級の区分けで解説しましたが、エントリーとミドルグレードの橋渡し、あるいはミドルグレードと上級グレードの橋渡し的なモデルも存在します。
それくらい層の厚いCanonのカメラ。
興味がある方は一度、どんなモデルがあるのかを総覧してみるのもおすすめです。
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