一眼レフやミラーレス一眼カメラでの動物のおすすめな撮り方を紹介!

撮影のコツ

一眼レフやミラーレスカメラを持っている人は、自然や花をよく撮影すると思いますが、それと並んで被写体に選ばれやすいのが動物です。今回は実際の写真を例にあげながら、動物のおすすめな撮り方を紹介していきます。

もちろん、これに当てはまる写真が良い写真!とひとくくりにできるものではないので、あくまで意識づけや参考にご覧ください。(筆者の好みの関係で猫をメインで説明していきます!)

動物の目線に合わせて撮る

NG例: 上から見下ろす

どうしても普通にカメラを構えると、上から見下ろすような形になってしまい、迫力に欠けてしまいます。また表情が見えづらくせっかくの愛らしい顔なんかも表現しづらくなってしまいます。

GOOD例: 猫の目線に合わせてあげる

こちらは猫の顔にフォーカスして、カメラの高さも猫の顔に合わせて位置を下げて狙っています。平凡に写ってしまうと言われることもある日の丸構図ですが、猫のかわいらしい顔を強調するには効果的に使われているでしょう。

以下の写真も前ボケしていることからわかるように、カメラを地面に置いて撮影していると推察されます。猫カフェなどに行くと、寝顔を見たくて顔を近づけるという行為をしたことがある方もいると思いますが、そんなのぞき込んだような光景を切り取ることができます。

ピントは目に合わせる

動物を撮るときに、どこにピントを合わせればいいの?と迷うことがあるかもしれません。答えはカンタンで基本的にはピントは瞳に、です。

毛並みを中心に写したり、顔を想像させるために敢えてぼかす、などありますが、基本的には動物を撮影する場合に一番大事なのは顔になる場合が多いので、顔を主題にするために顔を、顔をきれいに写すために瞳を、と瞳にピントを合わせるのが良いです。

この写真からも猫の可愛らしい表情が伝わってくると思います。特に猫のように目がまん丸の動物は瞳がより強調されてGOODです。

リアルタイム瞳AF

使用するカメラによりますが、SONY α7 IIIなど以下の機種にはリアルタイム瞳AF(オートフォーカス)という機能が搭載されています。瞳AFを搭載しているカメラも増えてきましたが、こちらは瞳を検出して追随するAFで、動きを無理やり止めることのできない動物撮影にはかなり有利になります。

また、瞳AFは基本的には人間用に作られているものなので、すべての動物に対応しているわけではありません。動物対応している場合は、犬・猫は優先的に採用されるはずなので、犬・猫撮影には役立つことでしょう。

毛並みを強調するには逆光で撮ろう

毛並みを光で光らせることによって被写体をさらに際立たせることができます。上の写真でも毛先がつやつやになっているのがわかると思います。か、かわええ。

こちらは半逆光ですが。、右側の暗い部分に比べて、左側の光が当たっている部分の毛並みとおヒゲが際立っているのがわかると思います。このように全身が毛で覆われいる動物は逆光をうまく使うことで動物を際立たせましょう。

背景はなるべくシンプルにしよう

せっかくの愛らしい猫を撮影するのにも、背景がごちゃごちゃしていては猫が際立ちません。なるべく背景をシンプルにすることで猫を目立たせましょう

NG例: 背景がごちゃごちゃしている

こちらのように真ん中に猫は可愛らしく寝ているものの、背景がごちゃごちゃしていたり、ピントも全体にあっており、ボケを使わない分主題もわかりづらくなってしまいます。

GOOD例: 背景がシンプルでピントが顔に合っている

背景がシンプルでボケていて、その分ピントの合った猫の顔が際立っています。こうすると視線が自然と猫の顔にいくので、主題がはっきりしているわかりやすい写真となります。

毛の明るさや色と反対の背景を選ぶのも良し

動物の毛はいろいろな色や明るさがありますが、毛の明るい動物を目立たせるために、敢えて背景は暗くするのも良いです。

真っ白な猫の毛並みを目立たせるために、背景は敢えて暗くなっています。このように背景と対比して、さらに主題を目立たせるという手法も存分に使っていきましょう。逆に以下のように黒猫を目立たせるために背景を明るくするのもGOODです。

シャッタースピードは速く、ISO感度を上げましょう

コアラやナマケモノだったり、寝ているときなどほとんど動かない場合には、ある程度シャッタースピードが遅くても撮影できますが、人気の犬や猫は基本的に動き回る動物なので、ぶれないようにシャッタースピードを速くするのが基本です。

それに伴い、明るさが足りなくなってしまうのでISO感度を上げましょう。シャッタースピードの目安としては、歩いている動物は1/250、走っている動物は1/500程度にしましょう。ISO感度は200~1600程度(普段より高め)にしましょう。

シャッタースピードを上げることで、普通に撮影するとブレてしまうような、躍動感のある写真が撮れます。速さのある動物を撮るには技術も必要なので、設定だけではなく、動物園などに通って腕も鍛えるようにしましょう。

動物をもっと魅力的に撮影しよう!

以上のような点を気にして撮影に望むと、一段違った動物が撮れるかもしれません。人間を撮るのとはまた違った楽しさや面白さがあるので、ぜひたくさんの動物を撮ってみてください!(もちろん猫以外も…)

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